お子さまの視力について、ふとそんな不安を感じたことはありませんか。

いま、日本の子どもの近視は年々増えています。そして、小児期に近視がどこまで進むかは、将来の目の健康にも関わる大切なテーマです。

ゆりがおか眼科では、オルソケラトロジー/低濃度アトロピン点眼/レッドライト治療という3つのアプローチで、お子さま一人ひとりに合った近視進行抑制をご提案しています。

まずは「どの治療が向いているか」を知るところから、一緒に考えましょう。

子どもの近視は、年々増えています
裸眼視力1.0未満の子どもの割合 推移

この45年間で、小学校では約2倍、中学校では約1.7倍、高等学校では約1.3倍に増加しています。


スマートフォンやタブレットの普及、外遊びの時間の減少などが背景として指摘されています。

出 典

文部科学省『学校保健統計調査』(昭和54年度〜令和6年度)。令和2〜5年度はコロナ禍の影響で健診時期が異なるため、単純比較には注意が必要です。

近視のメカニズム図解:眼軸の伸長について

眼軸が伸びることで近視が進行するしくみ

近視は、眼軸(目の奥行き)が伸びることで進みます。そして、いちど伸びた眼軸は、もう戻りません。

日本の小・中学生の近視は、年々増えていることが報告されています。なかでも強度近視(-6D 以上)にまで進んでしまうと、将来の目の健康に影響を及ぼすことが知られています。

だからこそ、小児期の段階で近視の進行をできるだけゆるやかに保つ『近視進行抑制』という考え方が、世界的にも注目されています。

強度近視に関連して報告されている、将来のリスク
  • 網膜剥離 … 視力に関わる重要な膜が剥がれてしまう病気。
  • 緑内障 … 視神経が障害され、視野が狭くなっていく病気。
  • 近視性黄斑変性 … ものを見る中心の組織が障害され、視力が低下する病気。
  • 早期の白内障 … 水晶体が濁り、視力が低下する病気。

※ 上記のリスクは強度近視との関連が報告されているもので、すべての方に必ず起こるわけではありません。

小児近視の進行抑制に向けて、当院では3つの方法をご用意しています。
お子さまの状態・生活スタイル・ご家族のご希望をもとに、最適な治療をご提案します。

就寝前に専用レンズを装用し、朝起きたときに外すだけ。日中の裸眼視力と、小児近視の進行抑制。その両方にアプローチできる治療です。スポーツや習い事でメガネが邪魔になりがちなお子さまと相性が良い選択肢です。

日中 裸眼

可逆的

進行抑制

低濃度のアトロピン点眼薬を、就寝前に1日1回さすだけ。装用感やケアの手間が少なく、他の治療と組み合わせやすいのも特長です。日中はメガネやコンタクトで視力を補います。

点眼のみ

シンプル

併用しやすい

650nmの赤色光を専用機器で1日2回・1回3分照射する、近年注目されている新しいアプローチ。点眼やレンズが苦手なお子さまでも取り組みやすい治療です(国内未承認機器・自由診療)。

自宅で完結

痛みなし

最 新

スクロールできます

※ 費用はすべて税込の目安です。詳細は受診時にご案内します。

それぞれの治療法は、組み合わせて使うことも可能です。オルソケラトロジー・低濃度アトロピン点眼・レッドライト治療は、それぞれ異なるメカニズムで近視進行に働きかけます。そのため、お子さまの状態によっては、2つの治療を組み合わせることで、より高い抑制効果が期待されるとする研究も報告されています。

たとえば、

  • オルソケラトロジー  低濃度アトロピン点眼
  • オルソケラトロジー  レッドライト治療

といった組み合わせが検討可能です。ただし、低濃度アトロピン点眼とレッドライト治療は散瞳作用の関係で原則として併用できません

  • 近視の進行が比較的早いお子さま
  • 単独の治療で十分な抑制が得られない場合
  • より積極的な近視コントロールをご希望の場合
  • 親御さまご自身が強度近視で、将来が心配な場合

※ 近視進行抑制の効果には個人差があり、完全に進行を止められるわけではありません。定期検査で経過を見ながら、適宜治療を調整していきます。


最終的にはお子さまの状態を診察したうえでご提案しますが、ご家族の状況別の大まかな目安は以下の通りです。

  • 日中は裸眼で過ごさせてあげたい/スポーツや習い事で活発に動く → オルソケラトロジー
  • まずはシンプルに始めたい/毎日の習慣にしやすい方法がいい → 低濃度アトロピン点眼
  • 点眼やレンズが苦手/最新の選択肢も含めて検討したい → レッドライト治療
  • 進行が早い/より積極的にコントロールしたい → 併用療法を検討

「うちの子にはどれが合うのか分からない」という段階でまったく問題ありません。適応検査で、今のお子さまの状態を丁寧に確認させてください。

Web予約(Digisma)またはお電話でご予約ください。保険証・母子手帳・現在使用中のメガネをお持ちください。

STEP
1

視力検査・眼軸長測定・屈折検査・眼の健康状態チェックを行います。治療開始前にお子さまの近視の状態を数値で正確に把握します。

STEP
2

検査結果をもとに、医師がお子さま・ご家族と一緒に最適な治療アプローチを検討。治療方法・費用・通院頻度をご説明します。

STEP
3

選択した治療を開始します。以降は定期検査で経過を確認しながら、必要に応じて治療内容を調整していきます。

STEP
4

院 長

院 長

スクロールできます

何歳から治療を始められますか?

お子さまの発達や検査の協力度により異なります。目安としては、オルソケラトロジーは小学校中学年〜、低濃度アトロピン点眼・レッドライト治療は就学前後から検討可能です。適応検査で判断します。

近視の進行を完全に止められますか?

残念ながら、現時点で近視の進行を完全に止められる治療はありません。あくまで「進行をゆるやかにする」ことが目的で、効果には個人差があります。

保険は使えますか?

近視進行抑制目的の治療はいずれも自由診療です(健康保険は使えません)。料金は上記料金欄をご確認ください。

眼科にかかったことがない/メガネも初めてですが、相談できますか?

もちろん大丈夫です。学校の視力検査で指摘されたばかりの段階からご相談いただけます。

他院でメガネを作っていますが、相談だけでも可能ですか?

可能です。現在のメガネや視力の状態を拝見したうえで、適切な選択肢をご案内します。