FAQ

小児近視進行抑制 よくある質問

ゆりがおか眼科の小児近視進行抑制治療について、保護者の方からよくいただくご質問をまとめました。ご不明な点があれば、適応検査時に直接ご質問ください。

共通のご質問

子どもの近視進行抑制は何歳から相談できますか?
学校で視力低下を指摘された時点でのご相談を推奨します。一般的には小学校低学年〜中学生の進行期が治療の対象になりやすいですが、年齢のみでは決まりません。検査のうえで医師が判断します。
どの治療法が向いているかはどう決まりますか?
近視の程度、角膜形状、生活スタイル、ご希望などを総合的に検査し、医師がお子さまに合った治療をご提案します。複数の治療が候補になる場合もあります。
複数の治療を組み合わせることはできますか?
オルソケラトロジー × 低濃度アトロピン点眼 / オルソケラトロジー × レッドライト治療 の併用は可能です。ただし、低濃度アトロピン点眼 × レッドライト治療 は散瞳作用の関係でできません。
適応検査では何をしますか?
視力検査、屈折検査、角膜形状検査、必要に応じて OCT(光干渉断層計)検査などを行います。所要時間は治療によって異なりますが、初回は60〜120分程度です。
自由診療ですか?保険は使えますか?
当院では、小児近視進行抑制治療をいずれも自由診療(自費)で行っています。なお、医療費控除の対象となる場合があります(適用可否は税務署等にご確認ください)。

オルソケラトロジーについて

子どもでも使用できますか?
はい、適応があれば可能です。検査のうえで判断します。年齢よりも、装用管理(レンズの扱い・定期受診)ができるかどうかが鍵になります。
何歳から始められますか?
年齢のみでは決まりません。小学校低学年から始められるお子さまもいらっしゃいます。日本コンタクトレンズ学会のガイドラインでは、原則20歳以上が対象で、20歳未満は慎重に処方することとされています。お子さまの場合は、ご本人の理解と保護者の方による装用管理、定期検査の継続ができるかを含めて判断します。
装用練習では何をしますか?
レンズのつけ外しができるかを確認します。実際の取り扱い方法も、お子さまと保護者の方と一緒に確認します。
トライアルでは何を確認しますか?
装用感、見え方、つけ外し、継続可能かどうかを確認します。『合う/合わない』を実際に試してから判断できます。
痛みはありますか?
装用初期に違和感が出ることがあります。異常があればすぐに受診してください。
治療をやめるとどうなりますか?
装用を中止すると、角膜の形は通常もとに戻ります。ただし、角膜感染症などの合併症による障害まで元に戻るとは限りません。

オルソケラトロジーの詳細を見る

低濃度アトロピン点眼について

副作用はありますか?
まぶしさ・近くの見えづらさが一時的に出ることがあります。多くの場合は軽く、点眼を続けるうちに慣れていきますが、症状が続く・強いときはご相談ください。まぶしさや見えづらさがある間は、自転車などにご注意ください。
他の治療と併用できますか?
オルソケラトロジーとの併用は可能です。ただし、レッドライト治療との併用は散瞳作用の関係でできません。どの組み合わせが合うかは、医師が検査結果をもとにご提案します。
いつまで続けますか?
近視進行が落ち着くまで継続するのが一般的です。医師と相談しながら判断します。

低濃度アトロピン点眼の詳細を見る

レッドライト治療(RLRL療法)について

レッドライト治療で使用する機器は、日本国内では承認を受けていない医療機器です(自由診療)。当院の医師が海外の製造元から国内の代理店を通じて個人輸入したものを、治療期間中お貸しします。個人輸入される医薬品・医療機器の注意点は、厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/)をご覧ください。同じ仕組み(低出力赤色光照射)で国内承認を受けた医療機器はありません。なお、近視の進行抑制を効能・効果として、国内では低濃度アトロピン点眼薬と1日使い捨てのソフトコンタクトレンズが承認を受けています。海外では、欧州(CEマーク)、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどで医療機器として認められています(メーカー資料、2026年5月時点)。万が一健康被害が起きても、公的な救済制度の対象にはなりません。

レッドライト治療は安全ですか?
本機器について、メーカーは国際レーザー安全規格(IEC 60825-1:2014)のクラス1相当と説明しています。一方で、目の奥(網膜)に変化が起きて見え方が低下したという報告があり、治療を中止して改善した例もありますが、回復の程度や長期的な影響は十分に分かっていません。本機器は国内未承認の医療機器であり、公的な救済制度の対象外です。世界30か国以上で15万人以上に使用されています(メーカー発表)。当院では定期的な眼底検査・OCT検査で安全性を確認しながら治療を進めます。また、2026年に米国の研究者が市販の赤色光治療機器を独立に測定したところ、本治療で使用する機器を含む一部の機器では、瞳が大きく開いた条件で、推奨の照射時間(3分)より短い時間で米国の安全基準の上限に達するとの報告がありました(Ostrin LA, Schill AW. JAMA Ophthalmol. 2026)。安全性の評価は、まだ定まっていません。
治療中や治療後に痛みや不快感はありますか?
照射中の痛みは通常ありません。治療直後に一時的なまぶしさや残像が生じることがありますが、通常は数分以内に消えます。5分以上続く場合や繰り返す場合は、使用を中止してすぐに当院にご連絡ください。
何歳から何歳まで対象ですか?
3歳から16歳の、近視と診断されたお子さまが対象です。適応は検査のうえで医師が判断いたします。
1日の使用時間はどのくらいですか?
1回3分、1日2回です。2回の間隔は4時間以上あけてください。週5日を目安に行います(機器の上限は1週間に10回です)。規定の回数・時間を超えて使用することはできません(機器が制御しています)。
低濃度アトロピン点眼と併用できますか?
併用できません。低濃度アトロピン点眼には散瞳作用があるため、レッドライト治療と同時に使用することはできません。レッドライト治療をご希望の場合は、適応検査の最低 2週間前にアトロピン点眼を中止していただきます。
オルソケラトロジーと併用できますか?
はい、可能です。オルソケラトロジーは就寝中のレンズ装用、レッドライト治療は朝と夜の照射(レンズを外した状態で行います)で、治療のタイミングが異なるため、併用しやすい組み合わせです。
治療をやめたらどうなりますか?
治療を急に中止すると、リバウンド(近視進行の再加速)が起こる可能性があります。中止の時期や方法は、医師にご相談ください。
治療の効果はいつ頃わかりますか?
治療開始後1・3・6・9・12か月目(初年度は合計5回)の定期検査で、経過を確認します。効果の現れ方には個人差があります。
医療費控除は使えますか?
治療費は医療費控除の対象となる場合があります(適用の可否は税務署等にご確認ください)。領収書は大切に保管してください。

レッドライト治療の詳細を見る

費用・通院について

費用の比較はどこで見られますか?
小児近視治療の費用ページで3治療を一覧比較できます。
完全予約制ですか?
はい、適応検査・治療いずれも完全予約制です。Web または お電話でご予約ください。

ご質問が解決しない場合

ここに掲載していないご質問は、適応検査時に直接ご質問ください。

適応検査のご予約
完全予約制 / 自由診療。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

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監修:ゆりがおか眼科 院長 中村芽衣子(日本眼科学会認定 眼科専門医)/最終更新:2026年10月6日