Red Light Therapy

レッドライト治療

ご自宅で1日2回・1回3分、専用機器の赤い光をのぞく近視進行抑制の治療です(国内未承認機器・自由診療。定期的な通院と検査が必要です)。

01

自宅で1日2回・1回3分

朝と夜、それぞれ3分間、専用の機器をのぞきます。毎日の照射はご自宅で行えます(安全確認のため、定期的な通院は必要です)。

02

弱い赤い光で、近視の進行をゆるやかにすることを目指す治療

「レッドライト」という弱い赤い光を目に当てて、近視が進むスピードをゆるやかにすることを目指す治療です。

03

点眼薬やレンズは使いません

照射中に、注射のような痛みや点眼のようなしみる感じは通常ありません。照射のときにメガネや点眼薬は必要ありません(近視そのものを矯正する治療ではないため、日中の見え方にはこれまでどおりメガネ等が必要です)。

レッドライト治療の専用機器を机に置いてのぞくお子さまのイメージ画像
イメージ画像です。3歳から8歳のお子さまは、使用のときに保護者の方の付き添いが必要です。
重要なご注意事項

本治療で使用する機器は、日本国内では承認を受けていない医療機器です。そのため自由診療での提供となります。国内で承認されていない機器を使う治療のため、万が一健康被害が起きても、公的な救済制度の対象にはなりません。効果・安全性については海外の臨床研究で報告されている範囲のご案内です。効果には個人差があります。

  • 本治療の機器は日本国内では承認を受けていない医療機器
  • 自由診療での提供
  • 公的な救済制度の対象外
  • 効果・安全性は海外の臨床研究に基づく
  • 本治療の機器は国内で承認されていないため、当院の医師が、海外の製造元から国内の代理店を通じて個人輸入したものを、治療期間中お子さまに貸し出します。個人輸入される医薬品・医療機器の注意点は、厚生労働省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/)をご覧ください。
  • 同じ仕組み(低出力赤色光照射)で国内承認を受けた医療機器はありません(2026年7月時点)。なお、近視の進行抑制を効能・効果として、国内では低濃度アトロピン点眼薬と1日使い捨てのソフトコンタクトレンズが承認を受けています
  • 光過敏症・てんかん・網膜疾患がある方は治療不可
  • 治療中は定期的な眼底検査・OCT検査を実施
  • 十分なご説明と書面でのご同意が必須

海外での承認状況:欧州(CEマーク)、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどで医療機器として認められています(メーカー資料、2026年5月時点)。臨床研究の多くは中国の小中学生を対象としたもので、3〜6歳のお子さまのデータは限られています。

レッドライト治療とは?

弱い赤い光を毎日少しずつ目に当てて、近視が進むスピードをゆるやかにすることを目指す治療です。

正式には「RLRL(アールエルアールエル)療法」といいます。「反復低レベル赤色光療法」という意味です。2014年、中国の研究チームが、特定の赤い光(波長650ナノメートル)に近視の進行をおさえる働きがある可能性を報告しました。これをもとに、家庭で使える治療機器が開発されました。

現在、世界30か国以上で、15万人を超えるお子さまがこの機器を使っています(メーカー発表)。対象は3歳から16歳までのお子さまです。日本では、この機器は厚生労働省の承認を受けていません。当院では、上記の「重要なご注意事項」について十分にご説明し、ご同意をいただいたうえで、自由診療として提供しています。

自宅でお母さんに見守られながらレッドライト治療をする男の子のイラスト

治療のメカニズム

赤い光が目の奥まで届き、目の血流を良くすることで、眼球が伸びるスピードをおさえると考えられています。

近視は、眼球の奥行き「眼軸(がんじく)」が長くなることで起こります。レッドライト治療は、この眼軸が伸びるスピードをおさえることで、近視が進むスピードをゆるやかにすることを目指した治療です。

STEP 1

赤い光が目の奥に届く

機器から出る弱い赤い光(波長650ナノメートル)が、瞳(ひとみ)を通って目の奥(眼底:がんてい)まで届きます。

STEP 2

目の血流が良くなると考えられています

目の奥の細胞が光を受け取ると、目を包む膜「脈絡膜(みゃくらくまく)」の血の流れが良くなり、脈絡膜が少し厚くなると報告されています。

STEP 3

眼球が伸びるスピードをおさえると考えられています

脈絡膜が厚くなることで、近視の主な原因である眼軸が伸びるスピードがおさえられると考えられています。

※このしくみは、現在までの研究で考えられている内容です。効果には個人差があります。

対象となるお子さま

3歳から16歳の近視のお子さまが対象です。3歳から8歳のお子さまは、保護者の方の付き添いが必要です。

3歳から16歳までのお子さまが対象であることを示すイラスト
  • 3歳から16歳で、近視と診断されたお子さまが対象です
  • 3歳から8歳のお子さまは、機器を使うときに保護者の方の付き添いが必要です

対象にならない場合があります

次のような場合は、レッドライト治療を受けられないことがあります。くわしくは、適応検査で医師が確認します。

  • 斜視(しゃし:両方の目の向きがずれている状態)がある場合
  • 目の病気がある場合、またはご家族に遺伝する目の病気がある場合
  • 低濃度アトロピン点眼をお使い中の場合(レッドライト治療に切り替えるときは、14日間、点眼をお休みしていただく必要があります)

※適応は検査のうえで医師が判断いたします。

使い方(1日2回・週5日)

朝と夜、1回3分ずつ。1日2回、週5日を目安に行います。

1日2回・1回3分の治療リズムを表す時計と朝夜のイラスト
STEP 1

機器の電源を入れる

机など平らな場所に機器を置き、電源を入れます。

STEP 2

のぞき込む

水色のゴーグル部分に顔を近づけて、中をのぞきます。メガネ・コンタクトレンズは外してください。

STEP 3

光を1つに重ねる

ダイヤルを回して、2つに見える赤い光が1つに重なるように調整します。

STEP 4

3分間、光を見つめる

スタートボタンを押し、目を開けたまま赤い光を3分間見つめます。

STEP 5

電源を切る

終わったら電源を切ります。次に使うのは4時間以上あけてください。

朝1回・夜1回の1日2回、週5日を目安に行います(2回の間は4時間以上あけます)。使いすぎを防ぐロック機能がついていて、1週間に10回を超えると機器が自動的にロックされます。

治療開始までの流れ

まず検査を受けてから機器が届き、ご自宅で治療をスタートします。

眼科で検査を受けるお子さまのイラスト
STEP 1

適応検査(16,500円)

視力・屈折検査やOCT(光干渉断層計)検査などで、レッドライト治療がお子さまに向いているかを確認します。

STEP 2

機器のお申し込み・お届け

検査の結果、治療を始められると判断された場合は、機器の貸し出しをお申し込みいただきます。ご自宅に機器が届きます。

STEP 3

自宅で治療スタート

機器のセットアップが終わったら、ご自宅で1日2回・1回3分の治療を始めます。

STEP 4

定期検査

治療開始後1・3・6・9か月・12か月目(初年度は合計5回)に検査を行います。2年目以降は6か月ごとの検査です。

効果について(海外の臨床研究より)

海外の臨床研究では、近視の進行をおさえる効果が報告されています。ただし、これらは主に海外(中国)のデータであり、効果には個人差があります。

  • 海外(中国)で8〜13歳のお子さまを対象に行われた臨床研究などで、治療をしなかったお子さまと比べて、近視の度数の進み方と眼軸(眼球の奥行き)の伸び方がゆるやかだったと報告されています。
  • 治療を中止すると、効果が弱まる(リバウンドする)ことも報告されています。
Point:これらは、主に海外(中国)で行われた臨床研究の結果です。効果には個人差があり、すべてのお子さまに同じ効果が得られるとは限りません。効果は、指示どおりに毎日使い続けることに強く関係していると報告されています。また、治療を急にやめると、近視の進行が再び速くなることがあります。続けることが大切です。

出典:Jiang Y, et al. Ophthalmology. 2022;129(5):509-519 / Xiong R, et al. Clin Exp Ophthalmol. 2022;50(9):1013-1024

安全性と副作用

まぶしさや残像などの軽い症状は、多くの場合一時的です。一方で、目の奥(網膜)への影響が報告されており、回復の程度や長期的な影響は十分に分かっていません。治療前にご説明し、当院で定期的に検査して確認します。

主な副作用(比較的よくみられる、軽いもの)

一時的なまぶしさや、光を見た後に残る「残像」が出ることがあります。多くの場合、目を閉じて3分以内にはおさまります。使用を続けるうち、残像は短くなることが多いです。

注意が必要なリスク

目の奥(網膜)に変化が起きて、見え方が低下したという報告があります。治療を中止したあと数か月で回復したとする報告がある一方で、2026年には、網膜の下に液体がたまり、中止後も一部の改善にとどまったお子さまの例も報告されています(Bai H, et al. JAMA Ophthalmol. 2026)。長期的な影響については、まだ十分なデータがありません。

また、2026年に米国の研究者が市販の赤色光治療機器を独立に測定したところ、本治療で使用する機器を含む一部の機器では、瞳が大きく開いた条件で、推奨の照射時間(3分)より短い時間で米国の安全基準の上限に達するとの報告がありました(Ostrin LA, Schill AW. JAMA Ophthalmol. 2026)。安全性の評価は、まだ定まっていません。

当院の見守り体制

定期検査で、OCT検査(目の奥の状態を調べる検査)や視力検査を行い、安全に治療を続けられているかを確認します。

すぐに治療を中止していただく目安

残像が5分以上続く場合や繰り返す場合は、ただちに治療を中止し、当院にご連絡・ご受診ください。

料金(自由診療)

本治療は自由診療です。健康保険は使用できません。当院にお支払いいただく費用と、メーカーに直接お支払いいただく費用の2つがあります。すべて税込価格です。

当院にお支払いいただく費用

項目 料金 内容
初回適応検査 16,500円 視力検査、屈折検査、OCT検査、眼底確認、医師診察
治療開始費用・初年度管理料 165,000円 デバイス貸与、使用説明、治療開始後1・3・6・9・12か月(計5回)の定期検査・診察
ご家族2人目以降 55,000円 同一デバイスを共有する場合の初年度管理料
2年目以降 定期検査 11,000円/回 6か月ごとの検査・診察
臨時受診・追加検査 11,000円/回 見え方の変化、使用中の不安、追加確認が必要な場合

メーカーへお支払いいただく費用

サブスクリプションプラン 料金
毎月払い 8,250円/月
1年分一括払い 89,100円
2年分一括払い 158,400円
  • メーカーサブスクリプション費用は、患者様ご自身でメーカーへお支払いいただきます
  • サブスクリプション料金は、メーカーの設定変更により変更となる場合があります
  • Wi-Fi環境が必要です
  • 適応検査の結果、治療対象外となる場合があります。その場合、治療開始費用は発生しません
  • 本治療は日本国内では未承認の医療機器を用いた自由診療です。医師が適応を判断したうえで開始します

初年度のお支払い目安

支払い方法 初年度合計
メーカーサブスクを毎月払いにした場合 280,500円
メーカーサブスクを1年一括払いにした場合 270,600円

※初年度合計は、初回適応検査16,500円+治療開始費用165,000円+メーカーサブスクリプション費用で計算しています。2年目以降の年間の目安は、定期検査費用(6か月ごと11,000円×2回)+メーカーサブスクリプション費用で、約121,000円です。

※ 月払い(8,250円×12か月+定期検査2回22,000円)の場合。1年分一括払いなら約111,100円/年。

治療費は医療費控除の対象となる場合があります(適用の可否は税務署等にご確認ください)。領収書は大切に保管してください。

よくあるご質問

メガネやコンタクトはつけたまま使えますか?
いいえ、使用前に外してください。機器をのぞくときは、メガネ・コンタクトレンズをつけていない状態で行います。
痛くないですか?
照射中の痛みは通常ありません。治療中や治療直後に、まぶしさを感じることがあります。多くの場合、数分以内におさまります。
忘れてしまった日があったらどうすればいいですか?
週の中で回数を調整していただけます。機器には1週間で10回までのロック機能があり、その範囲内であれば、1日2回・4時間以上あける決まりを守ったうえで、使い忘れた分を他の日に行うことができます。
治療をやめるとどうなりますか?
近視の進行が再び速くなること(リバウンド)があると報告されています。中止を検討される場合は、医師にご相談ください。
Wi-Fiは必要ですか?
必要です。機器の使用状況(治療の記録)をアプリで管理するために、Wi-Fi環境をご用意いただきます。
何歳から始められますか?
3歳から16歳までのお子さまが対象です。3歳から8歳のお子さまは、使用のときに保護者の方の付き添いが必要です。適応は検査のうえで医師が判断いたします。

Reservation

ご予約はこちらから

WEB予約・LINE予約は24時間受け付けています。

診療時間 月 火 水 木 金 土 日
9:00〜12:45 ● ● ー ● ● ● ー
14:00〜17:00 ● ● ー ● ● ー ー

最終受付時間:12:30、16:45 休診日:水曜・日曜・祝日、土曜午後

監修:ゆりがおか眼科 院長 中村芽衣子(日本眼科学会認定 眼科専門医)/最終更新:2026年10月6日